2009年7月13日 ピティナ専務理事・福田成康氏講演会レポ
ピティナ専務理事・福田成康氏講演会‘ピアノ教育業界における雑感‘レポート
経営者というと、威圧的・・と単純にイメージを思い浮かべてしまいますが、決してそうではなく、長身でスポーツマンらしい爽やかさを持った方 。・・講演会を終えて、そう感じました。
1990年に株式会社東音企画の代表取締役社長に就任されてから、今日までの経歴や活動暦を拝見すると、故・福田靖子先生の遺志を継いで、いかに福田氏が、ピティナやピアノ教育の普及の為に、試行錯誤し努力を積まれてきたかを伺い知る事ができます。毎日何百通ものメールを、読まれるとか。また多喜先生がメール を送られると、必ず数時間以内に返信されて来られるそうです。
とにかくまず配られた資料の見やすく整理されたレイアウト、、重要なポイントとなる言葉や文が簡潔に書かれてあり、話の中身を聞きたいな、と思ってしまい、さすが頭のキレる方・・とまず感動しました。講演の内容を、感想も入れつつ下記にご紹介します。
♪‘幼少時代‘
小学1、2年の頃バイオリンを習ったそうですが、まもなく潔くやめるが、やめたことをその後後悔したことはないそうです。子供の頃から嫌いなことはしない、その為にロスを発生する様な無理をしない、という現実的、論理的な生き方をされています。
福田氏は自らを、特に目立つような事はしない子供だったと言われていましたが、小2の頃‘Sスーパーの社長になる!‘と宣言された際に、お母様である福田靖子先生が、‘そこより大きいDスーパーの方にしなさい‘と言われたそうです。福田親子のスーパーエピソードです!
♪‘筑波大学時代‘
大学入試の頃は‘何をしたら自分を生かせるのか・・‘を常に考えていた福田氏。入学後は環境生物を勉強される傍ら、陸上競技(走り幅跳び)で心身を鍛え上げられました。顧問の先生自らも記録をつくりオリンピックへ行ってしまうエリートの集団の中で、 氏がどんなに努力をしても叶わないような生まれながらに素質 を持つ人がいる事を実感されたそうです。
♪‘経営の考え方をピアノ教育に応用する‘
‘経営‘とはどんな物にも使える考え方であり、方針を定め組織を整えて、目的を達成
するよう持続的に事を行うことである。 会社、農業、学級、ピアノ教室、etc.身の回りのあらゆることに使う事ができる。 経営学専門の福田氏ならではの考え方や物の見方があってこそ、ピティナは現在まで発展をし続けてきたのだと思います。
ピティナの周りには様々な関わりを持つ人やグループがあり、社会の役に立つという経営方針のもと、まず①願いを列挙されたところ、それは400項目あったそうです。これだけあれば1つくらいは実現可能だろう、という無理をしない考え方をされたから。ですが実際には、音楽以外の業界とのコミュニケーションの結果 、実現された丸ビルコンサートや、ステップの創設、学校クラスコンサート等、多くの実績を残していらっしゃいます。次に②目標達成の為の手段を考える、これは例えば具体的にピアノ人口や、ピアノ継続年数を増やす事や、やる気をそそるピアノ学習を広げていく、また生徒同士や親との人間関係を強める等の目標を挙げ、具体 的な手段を考え展開させていくことだ、と。そして評価基準やゴールを複数設定・・ステップや発表会、コンペへの参加を持続的に行い、結果を出すことにより、達成感と次のステップへのやる気へ繋げることが出来ると話されました。
会社経営者にとって企業業績という客観的な数字は最も重要な結果であり、ピティナも年々会員数、ステップ、コンペ参加者が増加という実績がある以上社会的にも賛同し評価されている証しです。 福田専務理事は‘常に現実を直視する。人の願いを直視する。そして無理をしない。‘ この3つの方針でこれからもピティ ナの舵とりをされていかれるのでしょう。
♪‘息子さんを走らせた時のエピソード‘
現在中学2年の息子さんはもともとは走るのは特に好きではないが、クラスでは目立ちたい、という明るい男の子で、福田氏はその性格を直視して上手にコントロールする手段を持って、シャトルラン(中学のスポーツテスト種目)から始まり1周走、2周走へと種類を増やし、文京区での大会で見事1位になる、という結果 をだすまでに導いた。親の愛の大きさもありますが、経営手腕を活かしたエピソードです。
私自身はまだまだ人間として、指導者としても未熟であり、こうして専務理事の講演レポートを書かせて頂くなど、恐れ多い立場ではあるのですが、ピティナに少しづつ関わりを持たせて頂いてから自分自身が変わってきつつあることを実感しています。
ピティナのホームページの専務理事のコラムにも、福田氏の考えや、今ピティナが何に取り組んでいるか等や、時には特定の方を取上げて紹介されていたりして必読だと思いました。
今回、福田専務理事の盛りだくさんの興味深いお話を拝聴する機会を作って下さった多喜先生、有難うございました。
(記事)布施まさみ


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